遅くなりましたがPart 2です。
旦那の実家にいる間、おじいさんとおばあさんの家に泊まってました。
おじいさんは入院しているのでおばあさん一人だけ。
その86歳のおばあさん、3年くらい前から全くといっていいほど目が見えなくなりました。
でも私たちが行くまでの2週間一人で暮らしてたんです。
近くに旦那の両親(おばあさんの子供)が住んでいて2日に1日くらいは手伝いに行ってるみたい。
どうやって目が見えないのに一人で暮らすことができるのか。。
それは40年以上も住み慣れた家にいれば目が見えなくたってどこに何があるかはわかるというもの。
しかも文句を一言も言わないの。目が見えないんだし、年なんだから一緒にいる私たちに色々頼めばいいのに、何一つ頼まない。
全部自分ひとりでやろうとするの。もちろん私たち率先して手伝いましたけどね。
おばあさんにどうしてなのか聞いてみました。そしたら
「68年間ずっと専業主婦をしてきて全部一人でやってきたから今更人に頼むほうが変な気分」
だって。
なんだか納得したような、感心したような。
昔の話を聞くと、おばあさんはすごいきれい好きで昔の人特有の「ちゃんとしてる」人。
家の中はいつも完璧、朝起きてすぐに着替えて化粧して。
いつでも誰がきてもいいような状態。そしてごはんはいつもフォーマルチャイナを使う。
でも。
目が見えなくなってしまってやっぱり昔のようにはいかないらしく、家のところどころが雑誌や新聞がたまってたりするの。
(といってもうちの家よりきれいだと思う(汗)
化粧して戻ってきたと思えば、ファンデーションの塊がついてたり、穴のあいた靴下はいてたり、青色のシャツをきてるつもりが実際は黒だったり。
もう心が痛くなりました。絶対そんなこと気にしない人ではないはず。
目が見えないばかりに気がつくことができない。
そしておばあさん一度泣いちゃいました。私たちの目の前で。
「目が見えないからちゃんと掃除もできない。うちの家が汚くて恥ずかしい」
って・・・・。
なんだか色々考えさせられました。
健康は宝だと思ったこと、68年も専業主婦してきたということへの尊敬、「おばあさん」としてではなく、一個人としてみた時の彼女の人生。
旦那さんであるおじいさんは頑固でたまに怒鳴ったりもする。それでも68年間も一緒に生活をしている。
しかも若い時にはそうとう暴れん坊だったおじいさんは、喧嘩、酒、女と遊び盛りだったそう。それは40歳くらいまで続いたらしい。
たぶんおばあさんは相当苦労したはず。
誰かが「どうして離婚しないの?」と聞いたら
「自分が選んだベッドだからそこで寝なきゃいけない」って
(日本で言う「自分が選んだ道を歩く」と同じ意味でしょうね)
もちろん68年の内、楽しいこともあっただろうけど、すごい人だと本当に思う。
もし私なら。一度浮気されたら離婚考えるし、怒鳴られたら100倍にして怒鳴り返しちゃうし。お酒のんで問題起すようならアルコール依存症のリハビリに強制入院させちゃうかもしれない。
まだまだひよっこですね。私。
そんな素敵なおばあさんに最後に質問しました。
What is most important thing for marrige?
(結婚で一番大切な事は何?)
おばあさんは
Keep loving each other, say sorry and forgiven.
(ずっと愛し合うこと、謝ること、そして許すこと)
おばあさん曰く、許すということは相手のためだけじゃなく自分のためにもするものだ。
だそうです。
しんみりしちゃったついでにもうそろそろお風呂に入ります(笑)
2.17.2009
2.09.2009
旦那の実家 Part 1
足の骨を折って入院していたおじいちゃんが1/29に「体調がよくなくてこのままだと危ない!」ということで急遽旦那さんの実家へ。。
旦那さんの実家はワシントン州にあるとても田舎の町スポーケン。
当日飛行機予約して着いたのはその日の夜中。
アメリカ同じ国とはいえ広いです。乗継ありで7時間!
夜中なのでおじいちゃんのお見舞いは次の日行ってきました。
そしたらなんと。
おじいちゃん元気なの。
まぁ酸素マスクしてるし、「健康体」じゃぁないけど
あれ?死ぬ生きるの境目じゃ???
って。まぁ結果よかったのでいいですが拍子ぬけしちゃいました。
まぁそれでも一人でトイレにいくこともできず、まだ痛みもあるようで日中はずっと家族が付きっきり。
その一員として毎日駆り出されたんだけどこれが本当に大変。
おじいちゃん、がんこな人でねぇぇぇ。。
看護師を呼ぶボタンを押しても30分くらいこなかったのが続いたらしく、おじいちゃん電話をかけました。
なんとかけた先は
911
やるねーーー(笑)
そしたらすぐに看護師が飛んできたって。
もうアメリカ人ってそうでもしないと動かないのか!って思うよね。
実際30分も待たされたらイライラしちゃう。トイレかもしれないし。どこかが痛いかもしれないし。
様態が急変してるのかもしれないのにね。
アメリカの病院に入院したくないと思った瞬間でした。
旦那さんの実家はワシントン州にあるとても田舎の町スポーケン。
当日飛行機予約して着いたのはその日の夜中。
アメリカ同じ国とはいえ広いです。乗継ありで7時間!
夜中なのでおじいちゃんのお見舞いは次の日行ってきました。
そしたらなんと。
おじいちゃん元気なの。
まぁ酸素マスクしてるし、「健康体」じゃぁないけど
あれ?死ぬ生きるの境目じゃ???
って。まぁ結果よかったのでいいですが拍子ぬけしちゃいました。
まぁそれでも一人でトイレにいくこともできず、まだ痛みもあるようで日中はずっと家族が付きっきり。
その一員として毎日駆り出されたんだけどこれが本当に大変。
おじいちゃん、がんこな人でねぇぇぇ。。
看護師を呼ぶボタンを押しても30分くらいこなかったのが続いたらしく、おじいちゃん電話をかけました。
なんとかけた先は
911
やるねーーー(笑)
そしたらすぐに看護師が飛んできたって。
もうアメリカ人ってそうでもしないと動かないのか!って思うよね。
実際30分も待たされたらイライラしちゃう。トイレかもしれないし。どこかが痛いかもしれないし。
様態が急変してるのかもしれないのにね。
アメリカの病院に入院したくないと思った瞬間でした。
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